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【アクティビティ】ライカって何がすごいの?ライカの魅力とは

世界で最も愛されているカメラといわれているライカですが、機能自体はCannonやNikonの方が性能が良いというお声もよく耳にします。
ライカは他のカメラに比べて、値段も桁外れに高いので性能面で見ると、どうしてもライカに手が出ない方も多いと思います。
それでもライカが世界中で愛されている理由は何なのでしょうか?
今回MAJは、ライカの魅力についてご紹介していきたいと思います。

1.ライカのカメラは2種類

ライカのカメラは2種類に分けられています。

➀M型ライカ(M-System Leica)

皆さんが、まず「ライカ」と言われて真っ先に頭に浮かぶデザインのライカだと思います。
まさしくその通りで、M型ライカはライカのフラッグシップとして位置づけられています。
また、ライカが他のカメラと何が一番違うのか?ライカに詳しい人なら大体の方が「レンジファインダー」と答えます。

レンジファインダーとは、距離計を内蔵しており、三角測量の原理で被写体との距離を測りピントを合わせるカメラの事をいいます。
ファインダー内に表示される画像が二つあり、それを重ね合わせる事でピントを合わせていきます。

一方で、例えば他社の一眼レフであった場合、レンズに移っているものがそのままファインダーに映り込みます。
ですので、ファインダーで見た像がボケていれば写真はボケますし、望遠レンズを装着すれば、ファインダー像も望遠になって見えます。

しかし、ライカのファインダーはレンズを通して見ていないので(あくまで二つの画像を重ねるだけ)、望遠レンズにしても望遠には見えないという特徴があります。
そういった特徴から、ライカの場合レンズにキャップがしてあっても、気づかずにシャッターを切ってしまうなんて事もあるそうです。

その構造上、レンズに入った像を見るわけではないため、角度によっては視差が大きくなってしまい、マクロや望遠にはあまり向いていないという声もあります。
また、構造上マニュアルフォーカスのみになってしまうようです。
スナップ写真を撮るのに適したモデルといえそうですね。
現在レンジファインダーカメラは、デジタルでも存在しており、2006年モデルのM8からデジタルになっているそうです。

➁R型ライカ(R-System Leica)

R型ライカは、一眼レフモデルのライカの事を指します。
M型ライカでレンジファインダーの技術を世界に知らしめ、レンジファインダー技術において他社の追随を許さなかったライカですが、日本においてはまったくR型は売れなかったそうです。
というのが、その頃日本では一眼レフは他社のものがすでに進出しており、ライカが参入する隙間があまりなかったそうです。
その為、日本ではM型ライカのイメージが強いのかとも思われます。

R型に関しては、レンズを通してファインダーで見るのですが、レンジファインダーを作った事によるこだわりなのか、望遠であれば実際よりも遥か遠くの世界が見え、広角であれば人間の目で見るより更に広い世界がファインダーで確認する事が出来るなどと言われているようです。
また、レンジファインダー同様ファインダーで見えた世界を切り取ったかのように映す事が出来るようです。

2.ライカはなぜ高価なのか

ライカはもちろん良いカメラだとは思うけど、なぜそんなに高いの?という疑問が多くの方にあると思います。
冒頭でも触れていますが、そもそも性能だけでいったら、他にも良いカメラもあるし、ましてやM型ライカクラスのモノであったら、ミラーレス一眼の方がよほど高性能では?という気持ちになってしまうかと思います。
デザインがかっこいいから高いんじゃないの?と言っている方も聞いた事あります。
また、そんな理由から「コスパが悪い」「自分には無縁」と決めつけてしまっている方も多いようです。

しかし、その反面ではライカを愛してやまない方々も中にはいるのも事実です。
もし、ライカが高価なだけのスペックにも特徴のないカメラであったら、ここまで幅広く愛されることもなく、とっくの昔に消えてしまっていますよね。

ライカは製造が大変

ライカがなぜ高いかというと、1つはロット当たりの製造本数の違いにあるようです。
日本のメーカー製品の場合、ある程度出荷数が見込める為、もしくは広告や販促を促して見込めるようにして大量生産する事が出来ます。またレンズに関しては同じ製品であれば、大量に作れば作るほど単価は安くなりますので、製品全体の原価を抑える事が出来ます。

しかしライカの場合、特にレンズに関して大量生産という概念がありません。
なぜかというと、手作業工程が多く少量生産になってしまうので、どうしても原価が高くなってしまうそうです。
日本のメーカーであっても、あまり数が出なそうな超大型口径単焦点レンズなど、それなりに高価だったりするのは、同じ理由と言えます。

ここまでで分かる事は、ライカはレンズの値段が高いという事です。
ライカのレンズがなぜ高価なのかですが、構造的な部分が特に手が込んでいることにあります。
日本メーカーのレンズの多くはAF(オートフォーカス)機構に対応していますが、最近ではこれに加えて、撮影距離によって変動する収差を抑えるために、フローティング機構といったフォーカスレンズとは別のレンズをピント位置に合わせて最適な位置に動かす機構が組み込まれている場合があります。
その仕組みだと、フォーカスレンズとフローティング機構のどちらもモーターを使って動かすことになるので、設計は大変ですが製造は比較的に楽だと言われているようです。

ところがM型ライカ用の純粋なMF(マニュアルフォーカス) レンズでフローティング機構を組み込むことになると、ピントを合わせようとした際に、フローティングレンズが自動で動く複雑なメカ(手動で動くような仕組み)を作る事になります。
設計はもちろんの事、精密機械を作るのと同じくらい手間がかかることになります。

それ以外でも、M型ライカ用のレンズに関して、ほとんどがアウトソーシングされておらず、ドイツの自社のみで製造を行っています。ドイツは決して人件費の安い国ではないので、その分製造費も高くなるといわれています。

描写力と独特の個性

ライカが高価という点を、製造面からご紹介してきましたが、もちろんそれだけで納得してファンになるという方はあまりいないかと思います。
カメラはその描写を捉える機械です。そして描写力はそのカメラの魅力にもなりますよね。
いくらレンズの製造工程が大変とはいえ、ライカにもレンズの描写力に魅力がなければ、こんなに世界的なシェアを誇ることはまずありません。

ライカのレンズの魅力は、他社に負けない描写力があること。
描写力の話になると、ミリ単位で何本まで改造しているか??という話によくなりますが、描写力というのはそれだけでは語れないようです。
ライカの場合はなんといってもボケ感がすばらしいといわれているようです。シーンの空気感までも描写できると言われるほど、印象深い写真が撮れるそうです。
奥行きや立体感のある表現力にも定評があり、ライカファンの心を掴んで離さないそうです。

またレンズの丈夫さも定評があります。
例えば、M型ライカ用のレンズに関しては、鏡胴はアルミや真鍮がふんだんに使われており、非常に上部で壊れにくいそうです。
現在は、プラ製の鏡胴だから耐久性が低いということは無いそうですが、メンテナンスをする為にレンズを分解清掃する場合など、金属製であれば繰り返し分解しても耐える事が出来ます。しかし、プラ性に関してはそこまでの耐久力が無いので、不利な部分もあります。

実際に80年前のライカレンズでもメンテナンスさえちゃんと行っておけば、現在でも十分使用する事ができるといわれています。
確かにライカのレンズは高価なものばかりですが、購入すれば一生モノの価値があるという事ですよね。

ライカは古びない

ライカレンズはいつまでも古びないと言われています。
一般的なカメラだと、それまでの製品は旧型として扱われ、価値が下がったように扱われる事が多いですが、ライカに関しては違うようです。

ライカにも他社と同様にモデルチェンジはありますが、モデルチェンジしたとしても魅力は下がることはなく、カメラ固有の価値観がそのまま残るそうです。
これは元々のカメラの完成度と、その時代で最高の製品を提供しているからこそ、できる魅力ですよね。

例えば現行のズミルックスM f1.4/50mm ASPH.は色々な点で、完成度の高いカメラとレンズと言われていますが、だからといって一つ前のモデルのズミルックスf1.4/50mmの価値が下がるということはあまり無いようです。
実際、一つ前のモデルを売った際に「買った時よりも高く売れた」なんて事もあるそうです。

これはライカそのものが年代に関わらず、個性としてしっかりと認められているという事ですよね。他社製品ではまずそんなブランドはありません。
またモデルチェンジしても古びないという事は、長く使っていくということです。
長く使っていくということは、それに伴って耐久性も高くなければなりません。
手間、個性(描写力)、耐久性、が揃う事によってライカの人気は持続しているようですね。

3.ライカの魅力

ライカが何故高価なのかを語っていくうえでも、ライカの魅力についてお伝えしていきましたが、ライカは性能の良さではなくライカというカメラのオリジナリティが一番の魅力です。
最近ではライカもデジタルがありますので、決して性能が悪いという訳ではありません。しかし、ライカはその性能以上に「ライカ」というブランドやライカにしか撮れない独特の表現力が一番の魅力ではないでしょうか。

その証拠に、最近はライカもデジタルになりましたが他社とは違います。
他社の場合、ピントも絞りもフルオートですが、ライカMシリーズのデジタルでは、レンジファインダーである上、ピントも絞りも手動です。デジタルなのにアナログという他社にはマネが出来ない機種となっています。

もちろん価値観はひとそれぞれですので、友達と写真撮りたいだけなのに、「いちいちピントを合わせたり、絞りを考えたり、シャッタースピードをいじったりするなんて面倒くさい!」という方もいらっしゃるかもしれません。
最近ではスマホでさえも、オートフォーカス昨日が付いている時代ですから。
しかし、カメラが好き・カメラに興味があるという方にはたまらない商品だと思います。

パソコンにしても、一昔前までMACは「クリエイターが使うもの」というイメージがありましたよね。
Windowsの方が価格も安いし、一般的にオフィスなどで普及していたので、馴染みがあった為、初めてMACを触った時「ん?右クリックってどうやるの?」「いつもと違うから使いづらい」といった経験が、多くの方にあったと思います。
しかし、MACは使いやすさを追及しているパソコンであるため、MACに慣れたらWindowsの使い勝手が悪いとまで思った方もいらっしゃったのではないでしょうか。

カメラも同じで、一度ライカの魅力にひきこまれたら、他社のカメラに戻れなくなるくらいの中毒性があるそうです。
もし、現時点でライカを購入できる余裕があり、ライカが気になっている方がいらっしゃるのであれば、最初からライカを購入してみても良いかもしれませんね。

4.まとめ

ライカは確かに効果なカメラですが、写真撮影の難しさに直面しても、写真やカメラの本当に面白い部分や楽しさを知れるのもライカかもしれません。

いろいろご紹介してきましたが、個人的に「いいカメラ」「いいレンズ」の最大の条件や要素は、「そのカメラで写真を撮りたくなる」ということだと思います。

どれだけスペックが高いカメラであっても、使ってみたい、撮ってみたいと積極的に思えないと、自然に使う機会が少なくなってしまうもの。
デザインが気に入っている、カメラが気に入っている、レンズが気に入っているといったテンションが上がる要素は大切です。
その点、ライカのカメラやレンズは「撮りたい」というモチベーションを強力に押し上げてくれる希有な機材だと思います。
しかも、ライカにはいろいろなストーリー性もあるので、深く知れば知るほど面白さや持つ喜びが増していくという副次効果も期待できますよ。
こういうカメラやレンズは、他に無いですよね。

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